塩谷舞さん講演会

「webと生きる。」

〜地方の魅力を伝える情報発信術〜


今回の企画の考案者であるCOCOAメンバーの齊藤が、「なぜ開催したいのか」について書きたいと思います。


どうも、こんにちは。今回の塩谷さんの講演会の言い出しっぺの、齊藤帆南です。


いきなり私事で申し訳ありませんが、私はこの春から、ずっとなりたくて仕方がなかった、出版社の編集者という仕事に就いています。

私が編集者になりたいと思ったのは、大学1年生の時に「STUDIO VOICE」という雑誌に出会ったのがきっかけです。70年代後半から00年代後半まで発行されていて、3年前に復刊したカルチャーマガジンで、札幌に一人旅に行った時、元気のない古本・古道具?屋さんで偶然出会いました。

その後運という運に恵まれ、復刊した「STUDIO VOICE」で編集のお仕事をさせて頂けることに。


実際に動いてみて、感じたことがありました。

SVは世界中の若い才能を集めて教えてあげよう、みたいな雑誌なのですが、世界中の私たちがしらないところに、めちゃくちゃかっこいいカルチャーが生まれていたりとか、若者がいたりとかするんです。

ウクライナのユースカルチャーがアツいとか、でも彼らはチェルノブイリの事故の影響で社会が崩壊していることで人生に自暴自棄になっていて、でもそこから化学反応が生まれて、クローズドなかっこいいカルチャーが生まれてるとか。そういうのがゴロゴロある。


そういった、まだ知られていない人やカルチャーを世界中に伝えられる人になりたい、っていうのがわたしの目標の一つです。


そんな私が塩谷さんを知ったのは、ゆうこすさんの何気ない一言から始まったという、「ゆうこす×ホリエモン×家入一真さんの対談」でした。

それをまとめた「メディアのルールは変わった。今のプライドを捨てる勇気はあるか」という記事で『milieu』を知って、そこから他の記事もガーッと読み、あっという間に『milieu』の虜に。


なんでこんなに惹かれるのか、考えてみたのですが、『milieu』はきっと、船なんだな、と、思いました。(あくまで、私の直感です。塩谷さん、すみません。。。!)


誰でも気軽に乗れる、『milieu』という船。

Twitterなど、ネット上の様々な場所に用意された船着き場に用意されたその船に、人々は気軽に乗ることができます。


人々が乗ったその船は、塩谷さんが生む言葉の波に乗り、ゆったりと、でも着実に進んでいく。

読者はストーリーを自然と読みすすめ、それにつれて、ものごとやひとの本質にぐっと迫っていく。

そして読み終わった時、ふと目を挙げた時にはいつのまにか広い海に出ている。

読者はそんな海を見て、記事のストーリーがいつの間にか「自分ごと」になり、心をぐっと動かされていることに気づくのです。

人々を自然と広い世界に連れていき、まるで自分のことのように心を動かしてしまう。そんなちからが、『milieu』にはある気がしています。(えらそうに申し訳ないです。。)


ただ、どれだけ船を海に運ぶ力があっても、その船の存在に気付いてもらえないと、魅力を伝えることはできない。どんな魅力があっても、です。


そういうことが世界中のローカルで、そして今回講演会を開く静岡でも起こっているのを、「STUDIO VOICE」での経験や、静岡での生活から感じていたので、船や船着き場の存在を知らせる方法を伺いたいと思い、塩谷さんに講演会の依頼をさせて頂きました。


存在さえ知らせられれば、船の乗り場さえわかれば、気軽な乗り場さえ提供できれば、あっという間に進んでいき、乗った人の世界をぐっと広げてくれる。そんな船が、ローカルにも沢山あるはずです。私はまだまだその方法はわからないけど、お手伝いをさせて頂きたい、そう思っています。



〈塩谷舞さんについて〉

『milieu』編集⻑。東京とニューヨークの二拠点生活中。1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学 美術学部 総合芸術学科卒業。大学時代にアートマガジンSHAKE ART!を創刊、展覧会のキュレーションやメディア運営を行う。2012年CINRA入社、Webディレクター・PRを経て2015年からフリーランス。執筆・司会業などを行う。THE BAKE MAGAZINE編集⻑、DemoDay.Tokyoオーガナイザーなども兼任。

Twitter:https://twitter.com/ciotan

『milieu』:http://milieu.ink/